ワタクシ的紛争解決~その2引き続き、かたいお話だわ^^さて、さて、人が二人で社会。 社会に争いはつきもの。 白黒つけなきゃ・・・で、「ルール」と「お作法」がいるけど、よく知らないから知ってる人にかわりにやってもらおうか・・・?。 決着のつけかたは色々ある。 そこまでがその1の話。 私は労務士だからね・・・。 じゃ、たとえば、今日あなたが自分の雇われている会社ともめたとする。 どーーも、おさまりがつかない・・・会社を飛び出した。 白黒つけなきゃ・・・ってときに、どうするか?? 「午後から、裁判所に行って裁判でもやってみるべ」 って、人がいたらお目にかかりたい・・・普通はそうはならない。 「裁判」は、確かに「公平」そうだ。 かたっぽに「話し合う気持ちが無くても」出来る。 最終的に出た判断(←「判決」っていったりする)は、強制的にいうことをきかせられる。 でも、時間とお金がかかる。 「お作法」がとっても難しいから、普通は弁護士さんをたのまないといけない。 あと、「裁判」って原則公開。だから、その気になれば「誰と誰が何でもめたか」一般ピープルでも知ることができる・・・近所の放送局みたいなオバさんにバレる可能性があるということだ。 まあ、それもあるけど、裁判所で話すのはすごくしんどい。 なんで、知ってるかっていうと私自身やったから。 ドラマみたいにちゃんと宣誓して、話し始めるんだよ。 でね、メモみたりしちゃいけないし、自分の弁護士さんともその場では相談できない。 相手の弁護士さんは私のいいたくないようなことばかり聞いてくるし・・・それがセクハラだったり、職場のいじめや嫌がらせのことだったりしたら・・・相当やだね。 だから、普通は「社長!!」とかなんとかいって「話し合う」。 自分で話して納得できればそれでいい。「自主的解決」ってことでOKです。 でも、「なんかソンさせられてるかも」とか「ほんとにこれでええの?」って疑問があれば、誰かに聞いたり、相談したりするでしょ。 よくあるよね、「労働なんでも相談電話」とかそういうの。 「労働基準監督署(局)」とか聞いたことあるかも・・・。 それなら、「午後からチョット電話してみようか」とか「行ってみようか」とか思えるでしょ。 そんなことがあったら、一度「総合労働相談コーナー」ってのに相談してみるといい。 「おかみ」から「会社よ、××!!」と言ってもらって、会社が態度をなおせば、よし。 あるいは、「ほかの機関のほうがキミにぴったりだよ」と紹介してくれたりする。 で、そのうちの一つに「お互いに話し合う気があるなら、ルールをよく知ってるヒトが間に立ってあげるから、話し合いなさいよ」っていう制度がある。「あっせん制度」っていったりする。 だいじなのは、「お互いに話し合う気があるなら」ってことだ。 会社が「やだ」っていったら、この話はできない。 だから、「結局ムリじゃん。裁判じゃん」って思うかもしれないけど、さっきも言ったように裁判はヒマとお金とがかかる。 それと、名前が残る。 「あっせん」は本人がしゃべらなければ、中身がよそに漏れることはない。だから、セクハラなんか会社の不名誉なこととかについては、会社も出てくる可能性がたかいんじゃないかなぁとしゃろ松は思ったりする。時間もあまりかからないしね。 ただ、話し合いだから、間に立ってくれた人も「ああしなさい、こうしなさい」とは言えない。でも・・・ しゃろ松が一番イイっておもうのは、話し合いの中でよくあるでしょ、 「銭金じゃない。謝ってくれたら許してやらんこともない」 っていうの。 これがいえるところだな。 裁判所の判決には「Aよ、Bに謝まれ!!」ってことはかけない。 法廷で「謝ってください」っていっても、きっと 「聞いたこと以外、しゃべらないでください」 っていわれちゃうと思う・・・それは、言ってみたことがないからわからないけど・・・。 それから、「今後一切会いに来るな」とか「このことはしゃべったらだめ!!」とか「次の仕事を探すのに協力してくださいね」なんてことも決められたり、それを「言うだけ」じゃなく「どうやってほんとにするのか」とか決められたりするのもイイ^^ ただ、「あっせん」にも「ルール」と「お作法」はあるからね。 そのお手伝いがしゃろ松たち労務士には出来る。もうしばらくしたら、もうちょっと「深いところ」まで出来るようになりそう。 だから、もちょっと私も研修がんばってみる。 ※そうだ、セクハラの件だけど、「あっせん」で話し合えるのは「会社」に対するコトだけだから。「セクハラおやじ」と話をつけることはできません。「セクハラおやじを野放しにした会社がわるいんだ!!」っていうのはOKね。 セクハラはまたの機会に話しましょう。 |